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西東京市
An die musik ピアノ教室 ブログ

† An die musik(アンディムジーク)とはドイツ語で「音楽に寄す」という意味です

西武池袋線「ひばりヶ丘駅」北口より徒歩 2 分

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70代の方のレッスン

大寒波襲来。。。寒いですね。。。
特に積雪のある地域のみなさま、どうぞお気をつけてお過ごしくださいますように。

今日の午前中は、70代の方のレッスンでした。

大人のレッスン風景

今日の方は当教室にレッスンに来られるようになってからもうすぐ10年になります。

ご高齢の方は他にも22年通い続けてくださっている方など、長いお付き合いの方が多く、レッスンの前後に音楽や日常のことをおしゃべりする時間も楽しいひとときです。

今日は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ《ワルトシュタイン》の第一楽章と、ラヴェルの《夜のガスパール》より『オンディーヌ』のレッスンをしました。

ワルトシュタインは昨年から取り組まれていますが、オンディーヌは今年から譜読みを始められ今日が初めてのレッスンでしたので、片手ずつ音や指遣いなどを確認していく内容で行いました。
調号が「#7個」というなかなか譜読みが手強い曲なので、ご本人も「まず譜読みが大変で、泣きたくなるくらい時間がかかった」とおっしゃっていましたが、調号と臨時記号の音を確認しながら、弾きやすい指遣いを書き込みながら見ていけば、必ず光が見えてくる、とお伝えしながらザッとレッスンしましたら、安心していらっしゃいました。

10年前に初めてレッスンにいらした時には、とにかく力で押し通すような鍵盤を叩くような弾き方をされていらっしゃり、腱鞘炎にも時々なるとのことで、美しい音を引き出すための脱力法、腕と手首の使い方、指の形、右手と左手のバランスのとり方など、ハノンやバーナムも使いながら1からやり直すレッスンからスタートしました。
数年前から本当に美しい音色やフレーズで弾かれるようになられ、腱鞘炎とも無縁になられ、昨年末の発表会でも素敵な演奏を披露されていらっしゃいました。

初めはちょっと弾ければ良いかな、程度に思ってレッスンにいらしていたそうですが、いつの間にか「もっと上手になりたい!」、「ピアノはかけがえのないもの」と思うようになられたそうで、レッスンも毎回充実したものになっていると思います。

成長盛りのお子さんたちだけではなく、大人の方々もみなさん毎年上達されています。
指導する側でありながら、みなさんの姿勢や生き方から教わることもたくさんあります。

私が50年ピアノを弾いてきて、音楽とともに生きてきて培ってきたもの、素晴らしい先生方や音楽家の方から教えていただいたもの、経験してきたこと、研究してきたこと、それらをできるだけ伝授していきたい、音楽のすばらしさを分かち合いたい、その一心でこれからもレッスンしていきたいと思っています♫


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