先日、大切な友人が永眠されました。
彼女はソプラノ歌手でした。
19年前に彼女のファーストCDアルバムの録音でご一緒してから、たびたび様々なコンサートで共演してきました。
柔らかくて伸びのある美しい声、そして大らかでゆったりとした音楽を作られる方でした。
話し声も美しくて明るくて魅力的でした。
あの声をもう直接聴けないと思うと本当に淋しく、存在感の大きかった彼女だけに、辛さや悲しみは計り知れません。
でも、彼女の分も音楽をより大切に、周りの人を大切に、強く生きていかなければと心から思います。
この悲しみに包まれた数日間も、コンサートに向けての練習、生徒たちのレッスンも時間変更や振替などしながら行なっていました。
音楽はずっとあり続け、どんな時にも普遍的に寄り添ってくれます。
生徒たちのがんばり、ひたむきさにも元気をもらっています。
これからが夏本番。コンクールも大詰めをむかえていきます。みんな力を出し切れますように。
音楽に心から感謝。ありがとう。