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西東京市
An die musik ピアノ教室 ブログ

† An die musik(アンディムジーク)とはドイツ語で「音楽に寄す」という意味です

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当教室の2台のピアノ

当教室のピアノはどちらもグランド・ピアノで、スタインウェイのO型とヤマハのG5になります。

ヤマハのほうは私が小学5年生から使っていたピアノで、一昨年、タカギクラヴィアのほうでオーバーホール(弦、ハンマー、ダンパーなどすべて新品に交換)していただきました。ピアノ本体のボディや響板は40云々前そのままのものですが、オーバーホールしてもらったことで新品の楽器のように艶やかな音色が出るようになり、おじいちゃんピアノもすっかり若返り、絶好調です。

スタインウェイのほうは、私が大学院に進学する少し前から現在までずっと弾き続けている相棒です。

この相棒も3年前にタカギクラヴィアに里子に出すような気持ちでお預けし、すべてスタインウェイ社純正品のものでオーバーホールしていただきました。相棒はヤマハのおじいちゃんピアノの若返りとはまた違って、本来の音色、温もりのある響きが戻った感じで、私を包むように寄り添ってくれています。

この相棒ピアノの鍵盤は象牙です。

都内のある小さなホール所有のピアノを譲り受けたのですが、本当に偶然に象牙の鍵盤で感激でした。

日頃この象牙の温もりやタッチに慣れていると、様々な会場に行って様々なピアノを弾く時に鍵盤の違いを感じることが多々あります。明らかに鍵盤のタッチ、触れた時の感触はピアノによって違うものです。

象牙は今は禁止されていることもあり、この相棒はそういう意味でも貴重で大切。これからも大事にしていこうと思います。

生徒たちにもどんどん弾いてもらっていますが、小さなお子さんでも「このピアノの鍵盤はやわらかくて弾いてて気持ちがいい」と言います。この鍵盤のタッチを元にほとんどのクラシック音楽の作品が生まれてきたことを肌で感じてもらうのは、大切なことなのかなと思います。いくら口で説明しても実際に弾いてみないとわからないこともありますよね。

ヤマハの若返りおじいちゃんピアノも、スタインウェイの相棒も、可愛い生徒たちにたくさん弾いてもらっていつも嬉しそうです。

これからも2台のピアノとともに、自身の弾きこみ、レッスン、と充実した音楽の時間を過ごしていきたいと思います。


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