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西東京市
An die musik ピアノ教室 ブログ

† An die musik(アンディムジーク)とはドイツ語で「音楽に寄す」という意味です

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チェンバロ工房に行ってきました

先日、生徒8人と保護者の方数名で、チェンバロ工房にお邪魔し、チェンバロの試弾をさせていただきました。

進度の早いお子さんは小学校2〜3年生ぐらいからバッハのインヴェンションに取り組むにあたり、バロック音楽作品のタッチ、アーティキュレーション、音色についてしっかりと取得していけるようレッスンしています。

「バッハの作品はほとんどチェンバロのために書かれているから、こういうタッチで弾いてね」としばしば伝えるのですが、実際にチェンバロという楽器がどういう楽器でどんな音色で、弾いた時どんな感触なのか、生徒たちは「弾いたことがないからわからない」という感じで、ほぼ想像力だけでタッチを模索していくのは大変だろうなぁとずっとそのことを気にかけてきました。

それで、一度でもチェンバロの試弾ができる機会を作ってあげたいと思い立ち、あるチェンバロ工房さんにご連絡してチェンバロを試弾させていただく機会を設けることができました。

生徒たちは初めて目にするチェンバロそのものにも、タッチや音色にもビックリしながらも、夢中で弾きこんでいました。

みなさん音感があるので、「Cを弾いているのにHに聴こえるから変!!」と最初はピッチが低いことにも驚いていましたし、同じチェンバロでも楽器ごとに音色が違うことにも興味を持って代わる代わるとにかくずーーっと弾いていて微笑ましく思いました。

私もチェンバロを弾くのは大学での副科のレッスン以来30年ぶりでしたが、感覚は残っていたものの、やはり久しぶりに弾いてみると細かいパッセージのコントロールが難しかったり、鍵盤が軽いのでミスタッチをしやすかったりと、改めてバロックの鍵盤作品を手掛けるにあたりタッチやアプローチの再確認ができ、良い機会となりました。

チェンバロの他にフォルテピアノも弾かせていただき(私もこっそりとフォルテピアノで5月の公演のシューベルトの作品を練習しました)、生徒たちも私も夢のような時間を過ごさせていただきました。

チェンバロ工房のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼申し上げます。

次の世代の生徒たちがバッハを弾き始めるころにまた工房に伺えたらと思っています。


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