今日も朝からこもって弾きこんでおります。
6月のコンサートのプログラム、ブラームスの歌曲《雨の歌》Op.59-3 と、ヴァイオリン・ソナタ 第一番《雨の歌》Op.78 。
どちらも個々に演奏したことはありますが、同じコンサートで同時に演奏するのは初めてです。
歌曲のほうが先に作曲され、ヴァイオリン・ソナタ第一番の第三楽章の冒頭の主題にそのまま引用されています。
そして、この主題の「レッレレ」という連続音のモティーフはヴァイオリン・ソナタ第一番全体に用いられ、ひとつの象徴となっています。
これはブラームスの作品によく見られる多楽章、複数の小品における「有機的統一」の分かりやすい例です。
私は、第三楽章終盤のG-dur (ト長調) からの結尾の部分が特に好きで、こんなにも美しく感銘深い音楽って!と練習の時点でもうため息しか出てきません。
ブラームスの作品もシューマンとはまた全く違う魅力があり、弾く度にブラームス沼にハマっております。
みなさま今日も音楽とともに佳き日をお過ごしください♫